想定読者
Webライターをキャリアに考えているけど、具体的に何から始めるべきか分からない…。
そんな方の疑問にお答えすべく、現役Webライターのわたくし丹治が本記事を執筆しています。
Webライターの仕事を専業または副業で始めるなら、自力で情報収集→仕事を受注→記事を書くしかありません。
とはいえ、ネットで仕事を受注したり、記事をいきなり書くのは結構難しいですよね。
私もWebライターになろうと決心した初月は、初心者向けサイトや本を読んで満足し、営業メッセージ(提案文)も一件しか送ってませんでした…汗
しかし、Webライターとして仕事を受注し、記事を書いて1〜3ヶ月以内で5万円程度の収益を得ることは難しくありません。
そこで今回は、以下の内容について詳しく解説していきます。
- 未経験からのWebライターの初めから
- Webライターで5万円稼ぐまでの手順
Webライターの初めの一歩を簡潔にまとめたので、未経験からWebライターになりたい方、副業を始めたい方は是非ご一読ください!
この記事を書いた人
丹治
『宣伝会議 コピーライター養成講座』の元受講生。広告業界への就職活動・転職活動を経験済み。現在、Webライターとして活躍中。
未経験からのWebライターの始め方
Webライターは特別な資格もいりませんし、まずはきちんと文章さえ書ければOKです。
クラウドソーシング(案件の斡旋サイト)で競合するライターは主婦や副業の方も多く、レベルは高くありません。
ここでは未経験からWebライターの始め方を解説していきます。
1. クラウドソーシングに登録する
クラウドソーシングという案件の斡旋サイトに登録しましょう。
クラウドソーシングは、Web上の仕事(クライアント:発注者側)を外部(自分:受注者側)にお願いする仲介役を担ってくれます。
クラウドソーシングには主に以下の二種類があります。
- クラウドワークス・・・クラウドソーシングサイトの最大手で上場企業。最も案件数が多く、発注者はITベンチャーやスタートアップが多い。
- ランサーズ・・・クラウドワークスに業界トップ2の上場企業。案件数は劣る分、大手企業の案件が多く、条件指定や案件探しがしやすい。
私は案件数の豊富さと応募要項をしっかり明記してくれるクライアントの多さからクラウドワークスばかりで仕事受注していますね…笑
クラウドソーシングのメリットは1.初心者でも案件を獲得できること、2.クライアントとのトラブルを避けられることにあります。
デメリットは、報酬の20%分の手数料を取られてしまいます。
しかし、悪質クライアントの対処してくれることや報酬未払いを避けるための必要経費だと思って割り切りましょう。
初めは両方使ってみて、その後自分に合ったクラウドソーシングサイトを中心に利用するのがおすすめです。
2. プロフィールを作る
仕事を受注するには、クライアントに「どんな人なのか」を知ってもらう必要があります。
そこで以下の内容を含んだプロフィールを作り、信頼を勝ち取りましょう。
- 名前・顔写真
- 自己PR(自分の属性・経歴・得意ジャンル)
- 実績(ブログなどでOK)
- 対応量(◯字/連絡対応時間)
名前はペンネーム<本名、アイコンは風景や絵<顔写真の方が仕事は受注しやすい傾向にあります。
周りのライターはペンネーム+アイコン設定なしが多く、本名・顔写真の方が目立つため、有利です。(もちろん、顔出しや本名がNGなら大丈夫です!)
自分の属性(フリーランスor副業)、学歴や職歴、得意ジャンルを書いておくと、より相手が自分をイメージしやすくなります。
学歴では学部、経歴では何系の会社に所属など明記すると、専門性のある記事を書けるとアピールできるため効果的です。
得意ジャンルは現時点で知識や経験のあるジャンルまたは好きなことを書きましょう。
好きなことは調べるのが苦になりませんし、今後専門性がついていく可能性があるためです。
実績は文章のレベルが分かるものであれば、現時点で「はてなブログ」や「note」で構いません。
クライアントは納期が厳守でき、学ぶ姿勢のある誠実なライターを必要としているのでプロフィールは詳しく書いておきましょう。
3. 文字単価1円以上の案件に応募する
クラウドソーシングにはタスクorプロジェクト案件がありますが、基本的にプロジェクト案件/記事制作に応募しましょう。
タスク案件はアンケートなどスキルならないものが多く、価格も単価低いため、全く稼げないためです。
また、初心者が応募すべき案件と応募してはいけない案件があります。
応募すべき案件
- 文字単価1.0円以上
- 画像挿入無し
- 納品方法はgoogleドキュメントかWord形式
初心者でも稼ぐことを前提に考えているなら、単価1円以上の案件に応募し、実績を積みましょう。
1年以下の案件はスキルアップに繋がらない+時間がかかった割にお金にならず、モチベーションが下がってしまうためです。
記事に画像を入れる案件やWordPress入稿をいきなり担当すると、挫折してケースがあるので、上記の内容の案件のみ狙いましょう。
私も駆け出しの頃に1記事に16枚の画像選定を担当した結果、2時間近くかかってしまい、時間単価が大幅に下がってしまった経験があります…。
応募してはいけない案件
- 仕事の説明が少ない
- 発注回数が0回
- 評価が低い
上記のようなNGクライアントは避けましょう。
仕事の説明が少ない場合、発注者が「何をしてほしいのか」が分かっていないため、修正やクライアントとのやりとりが長引く可能性があります。
発注回数が0回の場合はメッセージや発注に慣れておらず、初心者同士で仕事をうまく進めることができないため、避けたほうが無難です。
評価は基本的には満点の5なので、何かトラブルがあったことを疑った方が賢明でしょう。
4. とにかく提案する(1日5件以上)
クライアントへの提案文(営業メッセージ)は、実績のない初心者はなかなか採用してもらえません。
クライアント側は質の高い記事を臨んでいるので、経験者に執筆を担当してほしいためです。
案件を獲得するためには応募文はしっかり読み、その上で自分をメリットを提示する必要があります。
クライアントが求めている情報を汲み取り、最低限のビジネスマナーを守った分かりやすいメッセージを心がけましょう。
私は提案文はこちらの記事を見て、勉強しました。
初心者が確実にできる案件は見つからないため、頑張ればできそうな案件には積極的に応募していきましょう。
毎日5〜10件提案文を送っていけば、徐々に提案文の質も上がっていき、初心者でも仕事を受注することができます。
5. テストライティング〜記事執筆
仕事が受注できたら、テストライティングに挑戦しましょう。
テストライティングとは、執筆前にクライアントが記事が書けるどうかを見極めるものです。
情報収集+文章力のテストだと認識しておいてください。
テストライティング突破後はいよいよ、記事執筆です。
記事執筆は佐々木ゴウさんのブログを見ながら、執筆することをおすすめします。
随時わからないことがあれば、クライアントに質問してみましょう。
相手も実績を見て初心者だと分かって発注してくれるため、親切に答えてくれます。
Webライターで5万稼ぐまでの手順
前述した1日5件提案と並行すれば、下記のこと実行しましょう。
Webライターは執筆ジャンルの知識やライティングスキル・実績を積み重ねていけば、収益が伸びていきます。
モチベーションの維持+執筆とインプットを繰り返して、スキルアップすることが重要です。
1. タスク管理をして、黙々と作業をこなす
Webライターは書くのが面倒になって、執筆続かない人が多いです。
事実、私と同時期にライターを始めた人の半数近くが3ヶ月以内に辞めています。
Webは書いた分が収益になるため、コツコツ作業ができないと安定的に稼ぐことができません。
おすすめの方法としてはタスク管理ツール(TrelloとTodoist )で、執筆する案件や納期を視覚化しておきましょう。
また、コワーキングスペースorカフェなど自分が集中できる場所を確保しておくことや集中できる時間帯を把握してみてください。
作業を淡々とこなすことができるようなれば、Webライティングはやった分だけ収益が伸びていきます。
2. SEOの知識をつける
SEOとはGoogleで検索したとき、上位に表示するためにやるべきことです。
上位表示されるとメディアのPV数が上がり、広告収入や自社商品の購入など売り上げに繋がるため、SEOは重要になってきます。
初心者のうちは、以下のこと意識しましょう。
- タイトルと見出しにキーワードを入れる
- 読者のニーズに合わせる
- 検索上位の記事の情報を網羅する
検索上位の記事はすでにgoogleから評価されている記事のため、正確な読者のニーズと情報が網羅されています。
構成の切り口を参考にし、まずは記事を書きましょう。
SEOスキルのあるライターは重宝されるため、執筆と並行して、以下の書籍と動画で知識をいれておきましょう。
SEOはGoogleのアップデートで評価基準が変わるため、最新情報にアンテナを高くのがおすすめです。
3. 得意ジャンルを見つける
Webライティングを初めて半年程度は様々なジャンルの記事を執筆しましょう。
理由は得意・不得意は書いてみないと分からないことが多いからです。
情報収集が辛かったり、興味のないジャンルを書くのはモチベーションの低下に繋がります。
モチベーションを保てる+興味があるジャンルが見つかったら、専門性のあるライターを目指しましょう。
私は転職・キャリア系に特化したライターとして活動しています。
SEOは権威性が重要視されており、専門性のある記事の方が上位表示されやすく、提案文も通りやすくなるメリットがあります。
例えば、転職記事の案件で、様々な記事を100件書いてきた人と転職系の記事を100件書いてきた人が応募してきた場合、発注者は後者を採用する傾向があります。
文章や情報収集が上手いライター<専門知識があるライターの方がより深い記事が書けるためです。
得意ジャンルが見つかったら、専門性のあるライターを目指しましょう。
4. クライアントに単価交渉する
いつまでも同じ単価で仕事していては収益は伸びないので、クライアントに単価交渉をしましょう。
画像選定やWordPress入稿を請け負うなど相手にメリットを提示しつつ、単価をあげてもられないかを交渉するのがおすすめです。
もしくは「WordPress入稿→Googleドキュメントに変更することにより、フィードバックしやすくなる」などベネフィットを提示しましょう。
結果的に作業工数を減らすことに繋がるため、時間単価を上がります。
Webライターには未経験からでもなれる!まずはクラウドソーシングに登録しよう
今回は未経験からのWebライターの初め方と5万円稼ぐまでの手順を解説してきました。
まずはクラウドソーシングに登録し、勉強と並行しつつ、提案文を送り続けることしかありません。
副業でもタスク管理と文字単価を上げていけば、月5万円の副収入やフリーランスライターとして独立も可能です。
丹治
今回紹介したクラウドワークスとランサーズに登録して、Webライターとしての第一歩を踏み出してみてくださいね!